「んっ!!」


楓の唇と重なる


っ……い、嫌っ!!!



「…っ!?……」


唇が離れる
楓の唇から血が――



「噛むなんて…酷いね」
「貴方が…むりやり……!!!」


楓は、「ははっ!」と笑う。


「気の強い女は、嫌いじゃない」


ニコッと楓は笑う
それは不気味で、背筋が凍る



「始めよっか」