「私達を甘くみないで」


私は楓を睨む



「…ふっ……効果ないか」
「そうよ…だからこれ外して」


手錠は鍵がなければ外せない。

自由には動けるが…
それは至近距離だけ



「嫌だね」
「……楓っ!!!」


グイっ


「キャ!!!!」


少しだけ自由に動けた手はガッチリと縛られる



「……楓っ…」
「うるさいな…」