「……優美」 ―――シュル 薫はネクタイを外した 首元を露にした常態で 私に近づく カツ…カツ――――… 「か…るっ……」 薫の顔は見えない 見えないけど きっと…… 悲しい顔―――― 「……っ…」 薫は私の上に乗り 「さぁ、飲め」