ヴァンパイア2~貴方の秘密~




「きゅゅーん…」


耳を垂らし私達の前から遠ざかった。


「……弱虫な犬を飼っているとは…」


楓………?


楓は私に気付いた

「大丈夫?」
「……うん…」


普段の楓に戻る。
……なんだったの?

今のは……


「……楓、今の何?」
「今…?あぁ、アレはどうしようもなく飢えた犬の吸血鬼だよ」


犬の……


「さぁ、行こう」
「うん」