「僕もこんな綺麗な雨は初めてだよ」 ザァァァ―――――― 「吸血鬼の心はとても汚れているのに どうしてこんな綺麗な物が降るのだろう」 汚れている……… 「それは、汚いものを流すため…?」 「え?」 ――――吸血鬼を 「そうかも…しれないね」 楓はニッコリ笑う 「素直に聞くのね」 「……あぁ」 ザァァァ――――― やまない雨を二人は見つめていた。