「優美はいい香りがするね」 「……香り?」 私は楓を見上げた ニッコリ笑う。 あれ…誰かに似てる… 「優美の香りは吸血鬼を誘う」 吸血鬼を…誘う…… 私の香りが? 「じゃあ…私が楓を誘ってるの?」 「……まぁ、ね」 苦笑い。 ……もしかして、楓は 私の血が欲しいの? 「血に貪欲ね」 「それが吸血鬼さ」 楓は人影の少ない場所へと私を連れていく。