こんなときに身分を使っているなんて最低だと分かっている。 だけど、薫のため これからの、吸血鬼による世界のために。 「優美様は何を行うおつもりですか?」 「……。」 「優美様、教えてくれないのですか?」 ざわざわと周りが騒ぎ出す。