そのオアシスが壊されてしまったのは、
ちょうど1ヶ月前。
夏休み明けのことだった。
いつものようにお弁当を持って、
資料室にむかおうとしたところ、
高橋れなに呼び止められた。
「四宮さん!」
甲高い声が耳に障る。
高橋れなとは
高3になってから同じクラスになったんだけど、
存在はもともと知っていた。
ちょうど1ヶ月前。
夏休み明けのことだった。
いつものようにお弁当を持って、
資料室にむかおうとしたところ、
高橋れなに呼び止められた。
「四宮さん!」
甲高い声が耳に障る。
高橋れなとは
高3になってから同じクラスになったんだけど、
存在はもともと知っていた。

