バンギャ?!!〜ワタシのカレはバンドマン

「あ~~!超かっこよかった~~~!」

れなは恍惚とした表情で言う。


確かに、かっこよかった。

アタシは心の中で同意する。


華のあるボーカリストだった。

安定していてなおかつテクニックもあるリズム隊だった。


でも、何より。


ギターに釘付けだった。

なんて言葉にしたらいいのか、

よくわからない魅力があるギタリストだった。


魅力っていうか・・・


もはや魔力??


とすら思えた。

そのくらい、強く惹きつけられた。



自分が、子どものように興奮しているのがわかった。

ドキドキがとまらない。