背中合わせに静止した瞬間には、二人共拳銃を抜きはなっている。そして左右の通路へ、6発ずつ計12発の銃弾が解き放たれた。

重なり合い、鳴り響く銃声。

両側から現れた男達が同時に床へと崩れ落ちる。

それを見届けてから二人は、カートリッジを交換した。

ベリルは、ポケットからジャラジャラとカートリッジを取り出し、一つずつ込めていく麻美を見て口を開いた。

「まるで日本のド○え○んだな」

「作者の話だと基本コンセプトがそうらしい」

「はっ?」

「こっちの話だ。そちらこそいやに饒舌だな?」

「造物主に無断でここまで出演させられているんだ。無駄口も多くなると言うものだ」

「はっ?」

「こっちの話だ」

二人は、頭を切り替えて研究所の奥へと進んで行った。




※河野る宇様に無断で書き始めました。えぇ、事後承諾です。河野様ごめんなさい。よい子はモラルを持って書きましょう。