バキッ 鋭くて痛々しい音が中庭に響く。 「こら、またお前達か!!」 先生達が中から慌てて出てくる。 「あ!?うるせぇな~」 1人の男が先生を睨みつける。 「やめろ裕斗、 気にするな、行くぞ」 もう1人の男が裕斗という名前の男を見た。 あー… 茜くん… あたしはその人を知ってる。 ドキッ 茜くんと目が合う。 「心~??」 あたしはすぐに目を逸らして 友達の唯のところに走って行った。 昔の茜くんは違ったのにな…