その温度。匂い。光。味。 あらゆる何かが頭を駆け巡る。そして思い出したのだ。 希望等ない過酷な場所にまた舞い戻ってしまったと云う事を…… これからまた更なる困難な道のりを歩まねばならないと云う事を…… その刹那。大声を上げて泣いている自分がいた。その声は辺りに響き渡る。 「おんぎゃあ!」 「元気な男の子ですよ」 そして全てを忘れた…… 完