そして互いの回ったコースを教え合う。 真希ちゃん達はひたすら子供向けの乗り物に乗ったと、 話してきた。 それから自分達のそばを通って出口に向かう人達を眺めていた。 しばらくすると、 「帰ろっか。」 空を赤く染めた夕日を背に真希ちゃんは言った。 そして、 その日はそのまま帰ることになった。