その日もまた、興味のない俳優の話が始まったから 私は1人でトイレに行くことを選択した。 席を立ち上がって、 窓際を見た途端そこにいた俊と目があった。 そして、 「よ、遊びに来たよーん。」 と気の抜けるような挨拶をしてきた。 私の隣にはいつの間にか真希ちゃんがいた。 違う弁当グループなのに、 何て移動するのが速いんだろうと感心していると、 「羽柴君と相沢君だぁ~!」 と、隣の瞬間移動が得意な女の子は叫んでいた。