朝。 いつものように自転車を漕いで 自転車小屋にたどり着く。 つい、俊の自転車を探してしまう自分がいた。 最初は毎日 俊の自転車があるか、 気にしていたなあ。 今ではそんなこと すっかりしなくなっていた。 私達の思い出の場所。 俊の自転車が駐輪されているのが目に入る。 それを見てなぜか、泣きそうになった。