自分が不安になっていることを言おうか、 そう思うことも何度もあった。 だけど、 本当のことを言って余計に冷められるのが怖くて、 何も言えない。 待ちわびた俊からの連絡が来ても、 別れを告げられるのではないかとドキドキする。 そうじゃないと分かる度に安堵する。 それの繰り返し。 もう身動きできない状態まで来ていた。