それから、 俊と彩矢が楽しそうに話すのをたまに見かけるようになった。 その度に胸が苦しくなる。 だけど、彩矢と話すのをやめさせるのも、 わがままな気がしたし、私は俊に何も言えなかった。 そのかわりに、態度に出してしまうようになり、 俊を困らせてしまうようになった。