それ以上その2人の様子を見るのが耐えられなくて、 私は自販機の影から姿を出し、 自分から話しかけた。 「俊じゃん!」 女と話してても気にしてません、 という感じでサバサバと声をかける。 「おー奈津。」 驚く俊の横で、ペコッと頭を下げる女。 やはり、後輩のようだ。