「奈津って意外と優しいのな。」 「それ、私が前に言った言葉!パクんなよー。」 缶をプシュッと勢いよく開けて、 俊に手渡す。 「サンキューな。あ、次、観覧車乗ろうぜ~。」 俊は、そびえ立つ巨大でカラフルな物体を見つめて言った。