お店に入るとすでに祥太くんとその友達は来ていた。
クリスマスムード一色のイタリアンレストラン。
カップルが店内を占める中、わたしたちはダブルデートみたいで、浮いた感じ。
一番奥の席に通されると、開口一番に祥太くんがわたしに謝ってきた。
「瑞穂ちゃん、ごめんね……結花から聞いてるよね?」
「うん……」
「結花は悪くなくてさ……」
「もういいよ。今更仕方ないし……」
祥太くんの友達もいる手前、強いことも言えない。
結花も祥太くんも謝ってくれたし、よしとするよ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…