「どうした?」 雨風がしのげるベンチで水瀬くんがわたしを見る。 いやいや……どうしたって…… まず、寒いし! いくら屋根と囲いがあっても冬の夜。 寒いのは変わらない。 それに、話がしたいって言ったの、水瀬くんだし…… わたしに振る?