視線が絡まり合って、 まるで映画のワンシーンのようなキスをした。 ───本当に好きだ。 どうしようもないほどに。 めちゃくちゃにしてやりたい。 本当は全部壊してしまいたいくらいなんだよ。 腹黒いなんて言わないで。 それだけ光志が好きなだけ。 もし光志が離婚したら… なんてバカなことを考えてしまう自分を握り潰す。 光志には大切な家族ある。 あたしの居ない所で 幸せそうに笑っている。 でもね。 あたしと居る時だって 光志は笑ってくれてるよ。 だから、いいの。 "2番目の女"で。