彼には家族がある。 それを知った時には もう手遅れだった。 あたしはもう 止められないところまで "スキ"が溢れていた。 彼のものになりたい。 彼の隣にいたい。 それだけだった。 ――――――――――― ―――――――― 気づけばいつの間にか 彼が側に居るのが 当たり前みたいになっていたけど、 そーじゃない。 彼には家族がある。