「なんか、落ち着く。」 自分が思ってたことを言われて、はっとした。 「え?」 「この部屋、なんか落ち着くな。」 「あ、ありがとうございます。」 なんだ、部屋が、か。 私は、修さんと一緒にいることに落ち着きを覚えていた。 なんだか、つい甘えたくなってしまうような、独特の雰囲気。 読めないから、気になる。 もっと知りたい、と素直に思った。 そして、美弥みたいに、修さんに気に入られたいとさえ、思ってしまった。 .