ガラガラ……

教室のドアをあけると
親友が飛んでくる。




「おはよ〜!!!今日は早かったね」

無邪気な笑顔の彼女は、
私の親友。
名前は杉ミハル。

髪が短く茶髪で
ふわふわしてる可愛い子。

頭は悪いけど
一緒にいたら楽しいし
ミハルは私の大切な人。




ガラガラ……

「席につけ」

いつも怒鳴りながら入ってくる
スキンヘッドがポイントの担任。

うるさいしめんどくさい。
担任っていったら
普通は若くてイケメンの男性のはず。

これじゃあ憧れの
“禁断の恋”も出来そうにない。




高校生活はめんどうで
別に他と変わらない。




ただ普通に勉強して
ただ平凡に生きる。

恋とかそんなキラキラした輝きはなくて
理想が高い私は毎日を退屈してた。