でも‥‥

「戸山くーん♪今日遊ぼ?」
「戸山くんと話したいな☆」


近づけないよ;
近づいたとしても、あの女の人達が怖い(>_<)

すると、誰かが近づいてくる気がした。

「おい、どうした?」

そう、それは紛れもなくあいつだった。

「あっ!あのさ、今日放課後いいかな?」

「いいぜ♪
俺と帰りたくなったのかな☆?」

「違いますぅ;
話があるから。」

「りょーかい☆
じゃあ、また放課後な♪」

すると、雄也は女の子に囲まれて行ってしまった。
私は正直、雄也が囲まれているのを見たくなかった。

もし、フラれたら、あれを余計に見たくないな。
雄也、どんな反応するのかな。

そんなことをずっと考えていた。

でも、時間はあっという間に過ぎるわけで‥


☆放課後☆

ヤバイよ;
気持ち伝えられるかな。
今になって緊張してきたし。

千波は、
(「まぁ、頑張れ」)
とか言ってたしな。
頑張るしかないか。

そんなことを思っていながら、雄也を待っていると‥‥

ガラッ

ドアの方を見てみると。

「野山さん。」

可愛くて、小柄な人が私を呼んでいた。
その人はだんだんと私に近づいてきた。

「野山さん、雄ちゃんを取らないでくれるかしら。」

出た‥
絶対こういう人って居るよね。でも、私だって、雄也が大好きなんだもん。

「私だって、雄也が好きなの。思いを伝えるくらいいいでしょ?」

「あなたってむかつくのね。
もし、雄ちゃんとあなたがくっついても、離してあげるから。」

そう言い残して、その人は出ていった。

すると、入れ替わりで雄也が入ってきた。