「南、ばらしたら、俺もばらしちゃうよ?」
こいつって何て嫌なやつなわけ!?
有り得ない!
「ばらしません;」
「よしッ!」
「てか、何で、雄也は、私と付き合おうとか言い出したの?」
「何となく。」
「何それッ」
私はそのとき、何となく心が痛かった。
でも、気にも止めてなかった。
「じゃあ、私、千波のとこ戻るから!」
「おぅ!悪いな;」
と言い残し、私と悪魔は分かれた。
私はすぐに、千波のところへと戻った。
「おッ!南、早かったね。」
「うん。まぁね。」
「ん?何かあった顔だな」
「うーん。何かあったと言うかさ。」
「話しみなさい♪」
そして、私はさっきの気持ちは何なのかと千波に相談してみた。
「そっかぁ♪
それは恋だよ☆」
「恋?」
「うん♪
南がきづいてないだけだよ?」
「そうなのかな?」
「まっ!頑張りなさい♪」
と、私達はお昼を終えた。
今日は一日中ぼーっとしてたな‥
ヤバイ‥悪魔の顔が‥
やっぱり、千波の言う通り恋なのかな‥‥
その日、私はそればかり考えていた。
私自信の気持ちに気付くとも知らずに。
