そう言われると、その男(大川)は
私のほうに向かって歩いてきた。
そして、私の隣に座った。
「なんでここに座るの!?」
「なんでってここ俺の席だから。」
はーっ!?
なんでよりによって私の隣なの!?
絶対に嫌だーっ!!
「えー。今から係りを決めます。」
係り…?
黒板には
係りの名前が並べてあった。
「なー。美玖、一緒に係りやろうぜ。」
なに言ってんの??
「なんであんたとやらなきゃいけないのよ。」
「別にいーじゃんか。」
よくないに決まってるでしょ!
「誰か、日直やってくれないかー。
男女1人ずつだー。」
日直かぁー。
めんどくさそうだなー。
やめとこう…
「じゃぁ俺がやるっ。」
