―――Takeru side―――
朝、変な女にぶつかった。
タイプではなかったけど
なんか、気になった。
俺は3組だった。
クラスはどうでもよかった。
クラス表を見たあと
屋上に行ってみた。
鍵は壊れてたからあいていた。
屋上からみる空は青くてきれいだった。
―――――――――キーンコーンカーン…
チャイムが鳴った。
「やべっ。遅刻じゃん!!」
だけど、急ぐことでもなかったから
教室までのんびり歩いていった。
教室のドアを開けると、クラスの人たちの
目線が一気に俺のほうへと向けられた。
そして先生に謝ってから席に座った。
隣の席は朝の女だった。
それから係りを決めた。
俺はなんでもよかった。
だから、人気のない日直にした。
そしたら、たくさんの女子が手をあげた。
はっきり言ってこういう女たちは嫌いだ。
