あたしたちはそのままずっと黙り込んでいた。



しばらくしてから侠也に横に座るように言われて、腰をおろした。



グッと頭を掴まれていきなり激しいキスをされた。



溜まり場には他にも人がいるのに。






「……凛子、ナオトが好きか?」


「はぁ?」


「お前こういう時は可愛く『侠也だけだよ』とか言えよ」





ちょっと笑顔を見せた侠也に安心した。