あたしの顔に落ちた雫を侠也が指でなぞってくる。





「……いいよな?」


「へっ………?」


「抱かせろ」






あたしが何も言い返せないようにか唇をキスで塞がれた。






「ちょ、ちょっと!!」




あたしは侠也の両頬を手のひらではさんでストップをかけた。





「なんだよ?嫌なのかよ?」