俺は溜まり場を出てエリカのところへ向かった。



エリカのところと言ってもそこにはヒロさんも黒山会会長もいる。



途中でナオトに電話をかけて凛子を家に送るように頼んだ。




凛子がひとりで背負って傷ついてたかと思うと胸がはちきれそうに痛む。



それに何も知らずに凛子にひどい言葉を浴びせた自分にも腹が立つ。



それなのに凛子は『好きだよ』なんて言ってくれた。