怖いとか思う暇もなく体が勝手に動いてた。
助けなきゃって思った。
「凛子たん、危ないからあっちいって」
苦しそうに言葉を発するショウ。
こんなに傷だらけのふたりをおいてあっちいけるわけないのに。
「やっぱりあなたが糸引いてたのね」
…………………この声。
助けなきゃって思った。
「凛子たん、危ないからあっちいって」
苦しそうに言葉を発するショウ。
こんなに傷だらけのふたりをおいてあっちいけるわけないのに。
「やっぱりあなたが糸引いてたのね」
…………………この声。


