廊下を歩いてると女の子たちが睨んでくる。

「勇樹くんたちと一緒にいる女だれ?」

「ブスが調子のっとんなよ」
いろんな声が聞こえてくる。

まぁ、勇樹も冬吾くんもイケメンだからな。

「美華のこと悪くいっとんなよ!」

「ブスはてめーらだろ!」

「2人ともありがと。
いこっ」

心配させないように笑った。

靴を履きかえて、冬吾くんは他の子と行くらしくって勇樹と2人で単車のとこへ。

「おせーぞ!」

「昴うるさい。
おかえり、美華ちゃん
なんか雨降りそうだね。」

「亮さんただいま。
もう梅雨だもんね。」

「はやくいこっか。
美華ちゃんは龍翔の後ろ乗ってくれる?」