「じゃあ配るぞ。」

みんなの名前を呼びはじめた。

「櫻井美華。」

ともくんから通知表を受け取った。

「美華どうだった?」

勇樹、わんこみたい!

「んーとね…。」

「えっ!?オール5?」

勇樹の驚いた声が大きすぎて教室のみんなにも聞こえた。

なんで?って顔してる。

あたしもだ。

「美華は転校してくる前にお前等と同じテスト受けて全部満点だったからだ。」

ともくんがそういいみんな余計驚いてる。

「美華そうなの?」

「んーそういえば受けたかも。中学生みたいな問題でしょ?」

「頭いいんだな」

少し教室の空気がおかしくなったけどともくんが通知表を渡すのを続けた。

「ちゃんと宿題やってこいよ。
じゃあ帰っていいぞ。」

そういい教室から出ていった。

「じゃあ行こっか!」

勇樹と教室を出た。