あたしは、一応その椅子に座る。


高鳴る胸。

ドキドキドキドキドキドキッ

ドキドキドキドキッ!

ドキドキド…じゃかましいわ!!


…って怒っても、胸がおさまることはないけど!


「はーい、お手々出してー?」

「…。」

「早く出さないと、キスしちゃうぞっ」

「えっ!!」


俯いていたあたしは、バッと先生の方をむく。