「ヒナ。ウチ帰るわ。またな。」 「あ、うん!ばいばい」 「じゃぁ、ゅぅヵもヵぇる〜!」 「そっか!ありがとね」 真希達が出ていくと、振っていた手を下ろした。 病室には、先生と二人きり。 ドキドキってなる心臓の音、聞こえてないかな。 いきなりこっちを向いた先生。 がっちり目が合う。 途端に、また速くなる心拍。 目が合うだけで、体が熱くなってくる。 …なんでだろ?