その日も他愛のない会話をしながら堀内と帰った。 いつもと同じ通学路のはずなのに、なぜか少し色づいた様に見えるのはやはり気のせいなのだろうか。 そして、ふと、上を見る。 そのときびっくりして歩くのを止めた事にも気付かなかった。 「どうしたの?」 急に止まった俺をびっくりして堀内が聞く。 「......なあ、前に俺に聞いたこと覚えてる?」 そんなことを急に言われても堀内は俺の言ってる事が分からないみたいで首を傾げる。