「でも結局違ったの」 色はついてなかった。 寂しそうにそう言う堀内のその表情はよく見た事のある表情だった。 どこで見た事があったっけな。 「色こそつかなかったけど、心の支えになってたのは勇ちゃんだったから勇ちゃんがいなくなってから色は一気に消えたの」 不思議で無表情と呼ばれる彼女。 無表情と思われていたその顔には寂しいと書かれていた。 あ、そっか。 俺も同じ顔してたんだ。 一緒だ。 俺と堀内は一緒だったんだ。