「俺には...」 俺が喋り出すとん?と可愛い顔で俺を見てくる。 「俺が見てた空には...ずっと色が無かったんだ」 そう、昔から。 物心がついたころから何故か色がついてなかった。 いや、そりゃあ普通に色は見えるけど。 そういう物理的な問題じゃなくて。 「でもみんなが綺麗と言う空を俺は一度でいいから見てみたくていつも空を見上げてた」 「俺には何かが見えてたわけじゃなくて」 そう、堀内は『何が見える』と質問してきたけど、 「何も見えなかったんだよ」