「俺、別に面白い昔話とかねーよ?」 考えた末に俺も幼なじみの話とかをさせられるのかと思った。 幼なじみなんていないけど。 いたとしても健吾だし。 「昔話じゃなくて」 脱力感を言葉に漂わせながらそう呟くのは可愛い声。 「何が見えるの」 そう言われて堀内を見た俺は息をのんだ。 さっきの呆れた声は無くなってて、変わりに俺が見たのは、 空の星にも負けないぐらいキラキラと瞳を輝かせて微笑む堀内だった。