「まあ平田先輩は絶対気にしてねーよ」


多分吃驚はしただろうけど、と付け加えて健吾が答えてくれた。



「矢野先輩は...どうだろうな、分かんねーよ」



やっぱり健吾でも分からないみたいだな。



「俺も分かんねーよ」



そうなると、あとは....



「まあ、矢野先輩の出方でお前も臨機応変にすればいいんじゃねーの?」


「だな」


俺も健吾と同じ答えしか出てこなかった。




刻一刻と部活は近づいてくる。




制服から着替えて俺たちはグランドにでる。



「「おはようございます!」」



俺たちは挨拶をする。