「じゃあ〜。」



「ん?」



「由紀に今から告白しておいで♪じゃなかったら別れない!」



は…い?



加奈子ちゃん。



別れない気でいるね…。


とんでもない子を彼女にしちゃったみたいだなぁ。



「はいはい。じゃあね。」



「冷たいね。じゃあね。」



加奈子ちゃんは俺より先に走って屋上から出て行った。



誰もいなくなった屋上には…。



それぞれの嬉しい想い、悲しい想いが入り交じっていたようだった…。