喧嘩の原因はわからない。



だけどこれで君が幸せなら。



別れるよ。



「よしっ。」



俺はゴミを捨てた。



「高杉くん。」



「藤間…?」



「あのね…あたし高杉くんのこと好きなの…。」


はぁ。



「ごめん無理。」



「じゃあ由紀ちゃんどうなってもいいんだ?」



由紀?



気にしちゃダメだって。


「由紀がどうかしたのかよ。」



「あたしと由紀ちゃんどっちを取るの?」



由紀。なんだか危険な気がした。