由紀と付き合ってる頃、いやもっと前から。



コイツが原因か?



「…だよね〜♪でもこっちじゃない!?」



「確かに!あっ先生!あたし野球部のマネージャーやめます。」



えっ?



誰だよ。



由紀…?



「そっか。今までありがとな。」



「いえ。ありがとうございました。」



気付いたら俺は走り出していた。



パシッ



「由紀っ!」



俺は由紀の腕を掴んだ。