Secret Cats



また誰も反応しない



ただ三人の視線があたしに集まっているというだけ





「彩牙……すごい子連れて来ちゃったねー」




「ふふっ。やっぱり?」





彩牙と赤髪の会話に答えるかのように金髪が「はぁ」と溜め息をついた




茶髪はまだ驚いた顔をしていた



けどあたしと視線があうとぷいっと目をそらす



こいつ嫌い



初対面での茶髪の印象はこの上なく最悪だった