「荒れたたまり場を見た瞬間、『あー、やっちまった』って思ったよ。俺はまたここを守れなかったんだってひどく後悔もした。何一つとして終わっちゃいなかったのになー…」
さっきまでの表情が崩れ始める
そして今度は儚げに笑う
「俺は変われた俺に酔ってたんだよ。それだけだったんだ。あの日からまだ変わっちゃいなかった」
うまい言葉が出てこない自分に腹が立つ
もしここに黒猫のみんながいたら何て言っているのだろう?
想像してみるけどなかなかに思い浮かばない
「ほんっと、俺って情けねーなー…。何も守れちゃいねぇ」
「そんなこと」
「ないって言ってくれんのか?」
「そう…だけど…」
「悪いけどそれは俺がお前を守れてから言ってくれ」
「守…る?」

