もう一度 君に会えたら

どの位眠っていたのだろう。


瑶の気配で目が覚めた。


左胸を手で押さえて深く深呼吸をしている。


俺はいつかの光景を思い出していた。


「・・・苦しいのか?」


俺の問いかけに瑶は驚いた顔をして振り返る。


「あ、大丈夫だよー」


「大丈夫って、この前も胸押さえてたろ」


「胸が成長してんのかなぁー目指せ巨乳?」


いつものイタズラっ子の顔で笑う。


「笑ってないで病院行って来い」


「大丈夫だってー」


ほーら平気だって!と胸を叩く。