もう一度 君に会えたら

じゃ、うちへ来た時のセリフはすべて嘘だったのか?


昼間の浩子の言葉を思い出してみると、確かにおかしな点が多い。


俺はアホだな・・・。


俺の頭がキレないばかりに瑶に嫌な思いをさせてしまった。


俺は2本目のタバコを空き缶に投げ込みながら、部屋のベットで眠る瑶を見て唇を噛んだ。




俺のせいで振り回してるんじゃないか・・?


いや、大丈夫だろ。


これ位でヘコム女じゃない。


俺は根拠のない理由をつけ、雲に覆われたままの夜空を見上げた。


そう、それはまるで自分を正当化すかのように。