「見舞い、来れなくてゴメン」 「うん」 「実は、夏休み中から予備校行きだして…」 「うん」 「学校始まったら、もうバタバタで…」 「うん」 「会いに来たら、そのままサボりそうで…」 「うん」 「でも本当はすごく会いたかった…」 「うん」 瑶の伸びた髪は相変わらず柔らかくて 俺の言葉に返される相槌もすごく優しい声で… マジで泣きそうだった。